より現実に近づける

解析結果をより現実に近づけるため、公差解析ソフト3DCSは年々進化し続けています。一部ご紹介します。

3DCSでは、アセンブリー製品の組付け順によるばらつきを計算することが出来ます。例えば、車の内装部品をクリップで留める場合、どこから留めるのかで部品間のクリアランスが変わってきたりします。また、車のボディを溶接していく場合、どこをクランプしてどの順番で溶接するのかで測定箇所の寸法・クリアランスが変わってきます。

140730より現実に近づける部品をねじで取り付けるとして、右の絵のように4箇所の取り付け部があるとします。取り付け部と部品には、公差範囲内で発生する隙間が存在します。部品を取り付ける為の固定順には、多数の組み合わせがあります。

  • 右から順番に固定
  • 左から順番に固定
  • 左右を順に固定してから、中央2箇所を固定
  • 右左を順に固定してから、中央2箇所を固定
  • 中央左右を順に固定してから・・・

上記の固定方法で、製品の仕上がりが変わります。この現象を解析するためには、部品を剛体ではなく、弾性体として取り扱う必要があります。

140730弾性変形モデリング3DCSでは、ABAQUSやNASTRANといった汎用ソルバーの剛性マトリックスを取り込んで弾性計算を行うことが出来ます。薄い板材などでは、材料定数(ヤング率・ポアソン比)を考慮した公差解析を行うだけでなく、重力の考慮が出来ることも解析をより現実に近づける為に重要な要素になります。

更なる高精度化の取り組みも始まっています。例えば、樹脂材の繊維配向による部分部分の強度を考慮した公差解析など、より現実に近づける解析への取り組みなどです。設計の進化と共に、ソリューションも進化し続けています。

弊社では、公差解析ソフト3DCSを中心としたセミナーや体験セミナーを開催しています。課題解決のための技術習得の場としてご活用いただけますと幸いです。